20221212

Happy Holidays! アメリカではThanksgiving(感謝祭)が終わると翌日からすぐ、クリスマスにむけてホリデーシーズンの準備が始まります。この時期、道路では、ツリーを載せて走っている車をたくさん見かけます。これからみんな、約1ヶ月かけて、クリスマスの準備を始め、気分を高めていくのです!この時期はアメリカ人にとって、自分を甘やかす特別な時期でもあります。家族や大切な人たちと集まり、クリスマスクッキーを焼いたり、手作りの自慢のお料理を持ち寄り、まるで毎日がパーティです。ビジネス街では、外で長いランチに出かける人が多く、年が開けるまではホリディー気分です。

私はワシントンに留学中、クリスマス休暇に、ミズリー州のセントルイスのアイルランド系アメリカ人の家族と過ごしました。その時のことをお話ししましょう。その家族は7人の子供とその孫たちで、たいへんにぎやかなクリスマスでした。クリスマスまでは、子供たちと一緒にモールにクリスマスプレゼントを買い出かけたり、家に戻ると暖かいホットチョコレートやエッグノッグを飲んで、クリスマス映画を見たりほっこりとした気分で過ごしました。24日の夜は、寒い中ぶるぶる震えながら、毛布にくるまって、みんなで大きなバンに乗って教会のミサに出かけました。クリスチャンでなくても、だれでもミサには参加させてくれます。教会での礼拝が終わると、親類の家や、近所の家のパーティーを転々とはしごして、家に戻りました。そしていよいよ、24日の深夜。25日に変わる瞬間です!、クリスマスツリーの下には山ほどのプレゼントが積まれていました。アメリカではクリスマスプレゼンとは1人に1つだけではなく、2~3個以上あげるのが習慣だそうです。リクエストした1つメインのプレゼントがあれば、あとは高価なプレゼントでなくてもいいのです。たとえば、ソックスとか、キャンディー、石鹸といった感じです。そして、ツリーの下に置かれたクリスマスプレゼントは25日の当日までは絶対あけてはいけないのです。小さな子供達もこの日は深夜まで起きていることが許されます。25日に日付が変わった瞬間、きれいにラッピングされたプレゼントの包み紙を次々にビリビリ破いて、大胆にクリスマスプレゼントを次々に開けて行きます。これが楽しく、アメリカのクリスマスプレゼントの習慣です!25日はクリスマスデーで、スーパー、モール、ドラッグストアも全部閉まり、町はしずまりかえっていました。この日は家族とハムやチキンをメインにし華やかなクリスマスディナーをいただき、夜はドライブスルーのクリスマスライトを見て、楽しみました。

日本では、クリスマスが終わるとすぐにツリーやサンタさんは片付けられてしまいますが、アメリカでは1月中はデコレーションは楽しめます。クリスマスから新年までは、ホリデー気分で親類の家や、近所の家を次々にまわり、ごちそうを食べたりカクテルを飲んだり毎日がパーティーです。そして、年が開けると”Happy New Year!”と叫びニューイヤーのパーティーを朝まで楽しむ人もいます。 

新年の世界的に有名な行事に「タイムズスクエア・ボールの落下」があります。ニューヨーク市のマンハッタン区のタイムズ・スクエアにある大き なビルのディスプレーには不思議なボールがあります。このボールは年越しのカウントダウンに使われます。12月31日の午後11時59分、新年を表すためにボールを23m落下させるのです。1907 年ごろから、毎年12月31日の午後 6 時からこのタイムズ・スクエア・ボールが落ちる様子を見るために 少なくとも10億人が視聴し、100万人が参加するのです。多くのアメリカ人がニューイヤーバルーンやキラキラしたパーティーグッズで飾り付けをし、シャンパンや料理をつまみながら年越しのカウントダウンを待つのです。

アメリカでは年が開ければすぐにもとの生活にもどり、1月2日から仕事に出かけます。

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