第7回 話せるようになる英語の学び方

こんにちは。ここまで6回にわたって、
英語が本当に“話せるようになる”ための
考え方や学び方についてお話してきました。

今回はいよいよまとめです。
これまでの内容をふり返りながら、
今の学習者にとって本当に必要な学び方を
整理してみましょう。

英語は「状態の変化」から始まる
学びとは、知識を増やすことではなく、

  • できなかったことが、できるようになる
  • わからなかったことが、わかるようになる

という「状態の変化」です。
だからこそ、繰り返しが必要であり、
「何度も試せる環境」が学びには不可欠なのです。

🔁 繰り返しは、「ただの作業」ではない
繰り返すことで、脳は違いに気づき、
わからなかった音が聞こえるようになり、
やがて自然に口をついて出てくるようになります。

それは、英語が“頭”ではなく“体”に入ってきた証拠です。

👂 音から入ることは、恥ずかしくないし、正しい
日本の英語教育は、文法や文字に偏りがち。
でも、英語は音の言葉です。

  • 聞いて
  • まねして
  • 声に出して
  • 使ってみる

そのプロセスのなかで、“意味”が自然とついてくる。
これが一番無理のない学び方です。

💬 本当に話せる人たちは、黙って聞いていたわけじゃない
何度も巻き戻して聞いた。
何度も口に出して真似した。
話せるようになった人のほとんどが、
実はそうやって身につけてきました。

それを「教科書的に説明しにくい」からといって、
隠してしまうのはもったいないですよね。

📚 歴史から学べること:学びは自分で組み立てるもの
福沢諭吉やその時代の学習者たちは、
教材もツールもないなかで、

  • 洋書を写して
  • 声に出して
  • 何度も読み返して

少しずつ英語を自分の中に取り込んでいきました。
結局、最後に頼れるのは「自分の目と耳と声」です。

🧭 私たちが届けたいのは、“最短で、確実に話せる”学び方
それが、文法を否定することではありません。
ただし、順番を変えるだけで、子どもたちの英語との向き合い方は大きく変わります。

まずは音で慣れる。 そして、真似する。
それから意味を整理する。

この順番を守ることで、
英語は「試験のための知識」ではなく、
「自分の言葉」になります。

🎁 最後に:この連載が伝えたかったこと
英語が話せるようになるには、

  • 焦らず、
  • 繰り返して、
  • 声に出して、
  • 気づきながら、

じっくり自分の中にしみこませること。
その方法を知っていれば、誰でも“できる”ようになります。

この連載が、少しでもそのヒントになっていたら嬉しいです。

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