英語教室の考え方と教え方

〜目次〜(英語教室について)
1.英語で困らない未来
2.クラスの様子
3.考え方と教え方
4.フォトギャラリー

勉強とは本来自分でするもの。それは英語も変わりないと思っています。英語教室が最も力を入れていることは、生徒さん一人一人が最終的に自分で勉強する習慣を身につけることです。
しかし最初はそうはいきません。他の教科と同様に、自己流で勉強すると大きな弊害を生みます。最初の基礎英語力を身につけるまでは生徒の目が離せないというのが現実で、それまでは逆に少々うるさいぐらいに指導をしています。

考え方

さて、英語学習の基本的考え方ですが、普通の塾とは考え方が異なるかもしれませんが、
「読めなければ、聞き取れない、話せない」という考え方を基本にしています。日本の英語教育で問題なのは、英語を読むことが中心で、聞いたり、話したりする練習をしなかったからと多くの人が信じていますが、実際は違います。問題なのは日本の教育では、英語を読む速度が極端に遅いことに問題があるのです。人によっては音声教育が重要と言い、幼少期の脳の発達を引き合いに聞くことを重要視しますが、もし幼少期と同様な音声学習をしようとすると、今の中学、高校の英語授業時間を10倍以上にする必要があり、現実的には不可能です。私たちに残された方法は欧米人に近い速度で英語を読めるようにすることなのです。

学び方

そうなるためには2つのプロセスが重要です。
第1に、速やかに基礎英語力を獲得すること。
第2に、その基礎英語力を活用して、速やかに速読力を身につけること。

そのために、英語教室では2つの明確な目標を定めました。そして単純に2つの目標に向けて、誰もが無理なく自分のペースで勉強してもらうことにしています。その2つとは、
1,英検3級、準2級に合格する
2,自分のレベルにあった英語の本で多読する。
です。

英検を重視する理由

基礎英語力の判定方法としては色々あると思いますが、最も簡単に判定する方法は、英検です。そこで英語教室では英検を採用しています。生徒には全員英検を受けてもらいます。生徒の達成レベルに合わせ、中学1年生の終わりにまでに英検4級~3級、中学2年の終わりまでに英検準2級、中学3年生の終わりまでに英検2級の取得が目標になります。実際はこのスケジュールで取得できないこともありますが、心配する必要はありません。英検2級が大学受験レベルです。慌てずにじっくりと取り組むべきです。

やたらと英検に合格しようと無理をする人がたくさんいますが、これは逆効果です。英語教室では、3級に合格するとは、3級で知っておくべき英語の知識全部を完全に理解して、合格したことを意味します。必ず必要な知識を一通り学習し、理解することが大事なのです。世の中には合格するためだけの最短学習法とかありますが、実際に合格するのは、全部を学ばなくても可能です。しかしそれは、あるところで英語の学習に限界が来てしまい、必ず将来的に問題を残しますので、決して推奨しません。

多読を重視する理由

「英語でわくわくする話を楽しむ」「英語の本を読んで感動する」という、多読学習法を取り入れています。これをスタートする基準は、英検3級合格とし、そこから洋書を読む習慣をつけていただきます。非常に易しい、楽しい本からスタートして、たくさんの本を100万語単位で読むという学習法です。

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