
Congratulations! (おめでとう!)6月はアメリカでは卒業シーズンです。アメリカの卒業式と言えば映画やドラマでよく目にするキャップとガウンをイメージする人が多いかと思います。あの四角い角帽と長い式服です。
アメリカの学校は9月から5月の9ヶ月を「スクールイヤー」と呼び、新学期は9月から始まります。つまりアメリカは秋入学、夏卒業で、5月終わりから6月始めに卒業式が行われます。
卒業式は野外や、体育館などの大きな会場で行われます。私がワシントンDCにあるジョージタウン大学の大学院を卒業した時はよく晴れた日に、野外の青々としたキャンパスで行われました。ワシントンDCの6月は雨季ではなく、まだ暑さも厳しくなく過ごし易い季節でした。
卒業式の衣装は、ガウンの中はダークスーツである必要はなく、気軽な服装でOKです。国際色豊かなジョージタウン大学では民族衣装や、明るい色のドレスを着ている人が多かったです。
アメリカの卒業式の入退場で流れる曲は決まっていて「Pomp and Circumstance」という行進曲です。アメリカ人なら誰でも知っている卒業式の定番の曲です。皆様もテレビや映画でどこかで耳にされているかと思います。一度聞いてみて下さい。
「Pomp and Circumstance」が流れると、皆が会場に入り、卒業式が始まります。祝辞や表彰の後、卒業生全員が登壇し卒業証書を受け取ります。そして、卒業生は空に向かって角帽を投げ、卒業をお祝いします。
(次回のニュースレターは7月、8月合併号となります。アメリカの「独立記念日」と「新学期」についてのお話の予定です。)